--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2015
07.02

なぞなぞの答え

Category: 材力、構力
前回のなぞなぞの答え。解答を聞いても怒らない人だけ以下を読まれたし。

C 先輩が「これは間違っているよ。」と言ったのは、A 君の解答についてではない。B 教授の作った問題が間違っていると言ったのである。「問」をよく見て頂きたい。「モーメント図を描け」となっているが、正しくは「曲げモーメント図を描け」と書くべきである。周知のように、材料力学で出てくる図と言えば、「軸力図」、「せん断力図」、「曲げモーメント図」である。"モーメント図"が間違いとは言い過ぎかもしれないが、少なくとも適切ではないのである。

カンチレバーも特に意味はない。単純はりでも連続はりでもいいのである。

答えを聞いて、筆者を蹴飛ばしたくなる人も出てくるかもしれないと思って、ちゃんと予防線を張っておいた。タイトルを「なぞなぞ」としたのがそれである。なぞなぞを相手に怒ってはだめですよ(笑)

構造系の人間にとって、記号 M は曲げモーメントであり(質量もあるけど)、曲げモーメント図のことを M 図と呼ぶ。これは mage の頭文字から来たのでは恐らくなくて、moment の頭文字から来ていると思われる。Bending moment だから B 図とはならなかったのは、初めはやはり平面問題が主流だから、「モーメントと言えば曲げモーメント」で差し支えなかったのだろう。

だが、実際の構造物は3次元のものだし、立体骨組を扱う場合などでは、ねじりモーメントも出てくる。こちらは torsion(あるいは torque?)の頭文字だと思うが、記号 T が使用されるのが一般的である。ねじりモーメント図は T 図と略称される。

実はこの問題を思いついたのは、とある立体骨組解析ソフトのマニュアルに目を通していた時であった。マニュアルには、ソフトの解析結果としての曲げモーメント図がいくつか掲載されていたのだが、本文には"モーメント図"と書かれていた。マニュアルの執筆者は、そのソフトが立体を扱っていることをあまり意識していないようであった。何度も"モーメント図"が登場するので、その度に「ねじりもあるでよ」と心の中でつぶやいた次第である。


スポンサーサイト

トラックバックURL
http://ksmknd16.blog.fc2.com/tb.php/100-8675989a
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。