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2013
11.21

耐震設計への道を拓いた男:アルトゥーロ・ダヌッソ (9)

Category: 建築構造史
1909年のイタリアでは、高い建物の方が低い建物よりも大きく揺れるという観測事実と、ダヌッソの提案が“低重心”建物となっているように、重心が低い(つまり、低層階よりも上層階を軽くする)方が望ましいという考えが、既に広く受け入れられていたらしい。

このことが、水平力の高さ分布に関して、震度法よりもある意味進歩的な設計法が採用された背景としてあるようだ。

短期間で技術コンペに多数の応募があったことも合わせてを考えると、当時のイタリアの構造工学のレベルはかなり高いものであったと思われる。

振動論が耐震設計と結びついたと言えるのは、1960-1970年代というのが一般的な認識だが、これはコンピュータの進歩と地震波の観測データの蓄積を待つ必要があったからだ。

ダヌッソは、そういった証拠を手にする前に、振動論という思考ツールを駆使して、かなりのことを見通していたとも言える。

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