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2013
11.23

耐震設計への道を拓いた男:アルトゥーロ・ダヌッソ (10)

Category: 建築構造史
ダヌッソの業績は、論文がイタリアにおいてイタリア語で発表されたため、世界的に広く知られることは無かったようである。

この稿を書くにあたって参考にした文献を以下に示しておく。この稿には、筆者の勝手な解釈が含まれている恐れもあるので、ダヌッソに興味をもたれた人は、以下を直接参照してほしい。4、5、6 は、話の流れから触れたもので、この稿に直接関係あるものではない。

1. Luigi Sorrentino:THE EARLY ENTRANCE OF DYNAMICS IN EARTHQUAKE ENGINEERING: ARTURO DANUSSO'S CONTRIBUTION, ISET Journal of Earthquake Technology, Paper No. 474, Vol. 44, No. 1, March 2007

2. Robert Reitherman:Earthquakes and Engineers; An International History, American Society of Civil Engineers, 2012/07

3. Robert Reitherman:Effects of Significant Earthquakes On the Development of Earthquake Engineering,

4. 佐野利器:家屋耐震構造論 第四章 鉄骨造家屋、1914年

5. 棚橋諒:地震の破壊力と建築物の耐震力に關する私見、建築雑誌、昭和10年5月

6. 大崎順彦:地震と建築、岩波新書

7. 小谷俊介:建築構造の耐震基準の変遷、コンクリート工学 Vol.41, No.5、平成15年5月号

8. 大橋雄二:耐震基準の変遷と今後の方向(耐震設計をめぐる選択肢)、建築雑誌、Vol. 110, No. 1372、1995年5月号

L. Sorrentino のものが最も詳しく書かれていて、ダヌッソの数学的アプローチについても説明がある。そこでは、読みやすいように、ダヌッソのオリジナルの記述から、記号などが若干修正されている。

ただ、たわみ性を表す記号に k を使っているのには違和感がある。イタリアではそれが普通なのだろうか?フックの法則は、f = k * d と書くのが普通だと思うが、L. Sorrentino の資料では、d = k * f のように書かれているのである。(f は、ばねに作用する力、d は、ばねの伸び)

直接確認していないのだが、ハウスナーの本に、1909年にイタリアで世界で初めて設計用地震力を定量的に扱った設計法が提案されたと書かれているらしい。ただ、そこでは、委員会の代表的な存在であったパネッティの名が挙がっていて、ダヌッソについては触れられていないようだ。

このため、ハウスナーを参照している上記文献 7、8 には、ダヌッソの名前は登場していない。

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