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2014
07.10

リーニングカラムとは?

Category: 用語
アメリカの鋼構造物でよく見かけるリーニングカラム(leaning columns)は、鉛直荷重だけを負担する柱である。柱の上端、下端ともピンであるから、水平方向荷重への抵抗は設計上全く期待されていない。

AISC(アメリカ鋼構造協会)から出ている AISC 360-10 の glossary に示される定義は以下の通り。

Leaning column : Column designed to carry gravity loads only, with connections that are not intended to provide resistance to lateral loads.

もう少し詳しい説明が AISC 委員でもある Louis F. Geschwindner の資料に出ていたのでそれも示しておく(この資料は、AISC の安定設計についてのウェブセミナー用に作成されたものである)。

リーニングカラムとは?
- 構造物の水平荷重への抵抗に寄与しない柱
- リーニングカラムによる水平方向の拘束は、構造物の残りの部分に依存してもたらされる
- Gravity only columns とも呼ばれる
- 有効座屈長さ係数 K = 1.0 として設計

原文は以下。

What are leaning columns?
- Columns that do not contribute to the lateral load resistance of the structure
- They rely on the remaining portion of the structure to provide their lateral restraint
- Also called gravity only columns
- Designed with K = 1.0

リーニングカラムは、間柱もあれば通し柱もある。通し柱で中間にはりなどが取付く場合も、リーニングカラムと呼ぶことが多いようである。

リーニングカラムは水平力に抵抗しないのであるから、地震国日本には無縁のものかと思いきや、これとよく似たものが耐震目的で日本でも使用されているのである。これについては後日。

参考文献

AISC : AISC 360-10, Specification For Structural Steel Buildings
Louis F. Geschwindner : A Practical Approach to the "Leaning" Column, Engineering Journal, AISC, Vol. 31, No. 4r, 1994
Louis F. Geschwindner : Introduction to Design for Stability using the 2005 AISC Specification, Stability Webinar

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