2013
11.06

耐震設計への道を拓いた男:アルトゥーロ・ダヌッソ (4)

Category: 建築構造史
少し話がそれるが、1908年12月28日のメッシーナ地震(メッシーナは、シチリア島北東部に位置する町)とこの年の状況について書いておこう。

この地震について書かれた文献やウェブサイトの情報はまちまちで、正確なところは分からないので凡そのことと思って読んでもらいたい。

地震のマグニチュードは7クラスで、地震によって市内の建物は壊滅状態となり、津波や火災で多くの死傷者が出ている。死者数は、7万人とも10万人以上とも言われているが、資料によって死者数などの数字が異なるのは、津波が対岸のイタリア本土にも達して、そちらでも被害が出ているので、それも被害に含めるかどうかということもあるらしい。いずれにせよ、大規模な災害であったことは間違いない。

1908年(明治41年)の日本の状況はと言うと、西園寺内閣が赤旗事件への対処の不手際を問われて総辞職に追い込まれており、夏目漱石が「三四郎」その他の作品を新聞紙上に発表している。

中国はまだ清朝の時代であり、アメリカでは、大衆車第一号のフォードT型が発売され、同じく自動車会社のGMが設立された年でもある。

科学史上の出来事としては、アインシュタインが光量子論を発表し、吉田菊苗がグルタミン酸(味の素として有名)の抽出に成功している。

脱線はこの位にして、次回からは、またダヌッソの話に戻ろう。
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