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2013
11.08

耐震設計への道を拓いた男:アルトゥーロ・ダヌッソ (5)

Category: 建築構造史
ダヌッソのアプローチの詳細については、かなり専門的になるので、別稿に譲ることにするが、彼の考えたことをトレースしてみると、その先進性には驚かされる。

ダヌッソは、建物の安全性を議論するには、地震動だけでなく、建物自身が持つ剛性、ひいては、その剛性に応じて生じる建物自身の振動、その振動によって生じる慣性力を考えなくてはならないことを見抜いている。

また、建物の耐震解析にモーダルアナリシスを適用したのは、彼が初めてであろうと言われている。モーダルアナリシスは、現在でも振動論や耐震解析の教科書には必ず出てくる内容であるが、彼はこの手法のパイオニアでもあるのだ。

ただ、現在、振動方程式の書き方として主流なのは、地面を基準とした相対量による定式化であるが、ダヌッソは慣性力に着目していたため、絶対量(絶対変位や絶対加速度)を用いた定式化を行っている。

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